競技時間が長いゴルフは、ほとんどがボールを打つ時間以上に考えることに時間に使います。最初から最後まで集中力を維持するのはプロでも難しいです。さらに、競技中に判断に迷った場合にも同伴競技者やコーチやに相談できません(キャディのアドバイスだけ)。メンタルの強さが必要な個人競技でも有ります。
ではプロはどのようにして感情をコントロールしているのでしょうか。

“うまくいったときの良いイメージ”を大切にする

脳科学研究でもイメージトレーニングは有効といわれています。朝一のティーショットで不安になるのではなくこんなイメージを持つと良いようです。
「ゆったり呼吸してテークバックも慌てない。クラブもゆったりと振り、ボールを打ついい音が響く。希望通りの方向にキレイにボールが飛んでいく。たとえそのホールがボギーでもバーディでも気にせず平常心のまま次のホールに進む」
多くのプロもこのようなポジティブなイメージを思い浮かべています。練習中でも良いイメージを思い浮かべながら練習しましょう。

一定のリズムで大股で歩くように心がける

脈拍や呼吸などの乱れが、精神にも影響することがいわれています。プロは、プレー中一定のリズムで大股で歩くケースがあります。これは、距離の歩測と同じくにプレーのリズムを崩さないように調整しています。
アマチュアがミスショットするとコースをジグザグに進む傾向にありますが急ぎつつも一定のリズムで歩くことを心がけると良いかもしれません。汗をかきながら走ると、心身ともにみだれミスショットになる可能性が高くなります。

気持ちの切り替え方法

プロはミスを引きずらないように、さまざまな方法で気持ちの切り替えを行なっているようです。
●10歩歩いたら前のショットは数年前の昔のことと考える ●手袋など小道具を気持ちの切り替えのスイッチにする ●自分の弱さをプラスで受け入れる ●他のことはなるべく心を無にして考えず、目の前のショットに集中する
など、さまざまな方法がありますが、気持ちの波をなるべく作らずに平常心を保っていけるかどうかが重要のようです。

かと言って、精神はなかなか自身でコントロールするのは難しいものです。アマチュアはシビアにならずにミスして当たり前、と開き直るのもありかと思います。純粋に”ゴルフ”を遊んでエンジョイしているのだ、と考えると良いかもしれません。