ゴルフクラブグリップは、クラブと身体をつなぐ接点であり重要な役割を持つ部分ですが、消耗してきても交換を先に延ばす人は少なくありません。しかし、消耗しているとパフォーマンスが悪くなりいずれ交換が必要となります。
劣化はスイングにも影響する
グリップを長く使用していると表が削れて握る部分が少しずつ窪んできたりゴムが劣化してツルツルになったり硬くなります。グリップがツルツルで滑りやすくなると滑らないように無意識のうちに元と違って強く握るようになりがちです。手に力が入ることによって、いつも通りにスムーズにクラブを振レなくなり、ミスショットになる原因になります。
逆に、損傷のない新品グリップは手に自然に吸い付く感覚があり、スイング中手に余計な力が入らなくようショットが打てます。
グリップ交換は、滑ってクラブが抜けてしまう危険防止以外にも、良いスイングのためでもあるので定期的にチェックして交換することをおすすめします。
交換する頻度はどのくらいが良い?
グリップは約40ラウンドに1回くらいの頻度で交換するのが良いといわれています。練習量やラウンドの多いツアープロレベルだと2週間から2カ月近くに1回の交換ペースだそうです。
しかし、普段の練習量が少なくラウンドも月1回程の一般的なゴルファーなら、通常は2~3年に1度ぐらいで交換で十分でしょうか。練習量が増えてゴムがすり減ったり、長く使って握った時に滑る感じがした場合交換しましょう。
グリップ交換の費用
グリップの値段は安いもので1本約500円、高いもので1本約2,000円ほどです。基本的にショップで交換依頼すると、工賃が数百円加わるので、例えばアイアンを6本交換するなら5千~1万円ほどになります。
ご自身で交換もできますが、その場合はグリップ以外に、両面テープや交換用溶液などが必要になります。コツがわかれば簡単にでき短時間でできるので、そういった作業が得意な方・やってみたい方はチャレンジしてみてください。ただしグリップ裏側に線が入ったバックライン入りのグリップの場合、グリップを入れる向きが重要になるので専門ショップに任せることをおすすめします。